副会長挨拶

多様なパラダイムに対応できるコアな素養を持つ人材の育成

医工学融合領域では、医学、工学、情報学、ナノテクノロジーなどの高度な知識と教育が必要です。

本領域においては、めまぐるしいスピードで研究が進んでいること、知識や情報の共有が他分野と比べて比較的困難であること、また、人材や機器など研究環境や教育環境を新たに設備するためには多くの労力が必要とされることなどが、本領域の連携教育を推進していくことを難しくしている原因といえるでしょう。そのため様々な分野の知識を備えた人材を育てることがきわめて難しい状況にありました。

しかし、これまでの医療活動に加え、福祉活動、健康増進など多様な要求に迅速に対応しなくてはならない現代社会においては、専門家の知識を柔軟に吸収し、実社会が要求する多様なパラダイムに対応できるコアの素養をもつ人材を育てることが必須の時代となりました。そして、このような素養を有する人材を育成するためには、個々の研究教育機関が独立性を有しつつ、長所や特徴を提供し合い、地域ぐるみで人材を育成することが重要であると考えます。

コンソーシアム関西は複合領域における教育のファンダメンタルになり得るものであり、中期的な日本の将来を見据えた人材育成ができるものと私たちは確信しています。

コンソーシアム関西 副会長 大阪大学 高田健治