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[報告]「ヘルスソフトウェア分野新規参入セミナー」開催

2015年9月11日 14:48
 3月に開催した「ヘルスソフトウェア活用セミナー導入編」に引き続き
ヘルスソフトウェア関連セミナーを、グランフロント大阪 ナレッジキャピタル Vislab Osaka にて2日間にわたり開催いたしました。

 今回は、入門編だった前回よりさらにターゲットを絞り、ヘルスソフトウェア分野への参入を検討している新規参入者を対象とし、1日目を講義形式、2日目を演習・ワークショップ形式とした2日間構成のプログラムで開催しました。


 講義形式の1日目は、まず、すでにこの分野に参入している企業に、実際に製品化されているヘルスソフトウェア製品の事例を紹介していただき、受講生に本分野参入に関する全体像を把握してもらい、そのすぐ後に、「事例分析」として、紹介された事例の分析・解説を大阪大学教員が行い、ヘルスソフトウェアについての基礎知識や開発において留意すべきポイント等の各論について見識を深めてもらいました。

 次いで、医療機器センターから、医療機器ソフトウェアについて分かりやすい説明があり、ヘルスソフトウェア推進協議会からは、ヘルスソフトウェアの類型や法規性の該当性に関する考え方、さらには海外の動向などが詳しく解説されました。


 2日目には、製品開発におけるリスクマネジメントについての演習とケーススタディ型ワークショップが行われました。

 ワークショップでは、大阪大学教員がファシリテーターを務め、受講生が3グループに分かれて、グループ一丸となった議論が展開されました。ここではヘルスソフトウェアの製品開発についてディスカッションを行いましたが、アイデア出しや製品開発における注意点を論じるだけにとどまらず、その具体的なビジネスモデルやリスクマネジメントに至るまでグループ全員で考え抜き、そのアイデアを発表しました。その後の全体ディスカッションは、参加者全員が各グループのアイデアについて、多角的な視点からの意見を出し合う大変有意義な場となりました。その様子は、受講生の皆さんが昼食をとりながらも議論を続けるといった非常にアクティブなワークショップとなっていました。


 なお、受講生からは、「講義、演習、バランス良く配分され、ヘルスソフトウェアの理解が深まる工夫がされていた」、「内容が理解できて、今後の活動助けとなる」、「ケーススタディ型ワークショップでヘルスソフトウェアの計画から具体的な収益モデルまで考えることが非常に楽しく参加して良かったです」などの評価をいただいております。

 この当法人のヘルスソフトウェアに関する教育プログラムで、少しでも多くの企業の方に本分野への参加を検討していただければ幸いです。また、そのことがヘルスソフトウェア産業の振興に繋がることを期待しております。

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